Memdoor:Qwen3.8-27B モデル 5 つのチームが、LiveCodeBench Hard で Fable 5 を破る

2026/11/01 7:46

Memdoor:Qwen3.8-27B モデル 5 つのチームが、LiveCodeBench Hard で Fable 5 を破る

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要約▶

日本語翻訳:

サマリー:

「Memdoor」ワークフローを使用した専用マルチエージェントシステムは、LiveCodeBench Hard で最先端の性能を誇示し、Fable 5 のような高度なシステムと並ぶスコアを獲得しつつ、コストはその一小分程度で稼働しています。この成果の核心には、プランナー、2 つのアイデア創出担当者、ソルバー、マネージャー、そしてリペアワーカーという 5 つの異なる AI エージェント役割が存在し、チャットインターフェースではなくディスクファイルを介してのみ通信が行われています。システムは Qwen3.8-27B モデル(128K コンテキスト)を使用しており、テスト出力に基づく正確な評価を確保するために、モデルの主張だけに依存しないように修正された採点ツールが設定されています。OpenRouter ホスト(Modal、CoreWeave、Parasail、Wafer)上で FP8 モードで実行され、厳格な制約の下でベンチマーク問題 50 のうち 49 問を解決しました。これは LiveCodeBench Hard における 2025 年 3 月 29 日から 4 月 6 日の間に設定された 10 の問題を含むもので、これらの問題を用いてモデルが訓練された場合の汚染(コンタミネーション)を排除することはできません。以前欠落していたエージェント名やストリームのドロップなどの軽微な構成問題は、

max_retries: 1
を設定した修正や、
--partition
再開を有効にする措置、直接アルゴリズムおよび代替手法ファミリーを要求するプロンプトの調整によって対処されました。具体的な失敗例には、
abc399_e
の Pass 5(マネージャーが誤った反例を発明)と
arc196_c/d
の Pass 4(マネージャーが完了をシグナルしなかった)があり、どちらも各々 3 ドル以上のコストを招きましたが、基礎的なメソッドを変更せずに修正可能でした。研究開発者にとって、これは困難な問題を解決するための検証済みで低コストのフレームワークを提供しており、総費用は約 35.79 ドル(または除外された試行を含む場合 38.77 ドル)程度です。基礎的なエンジンでは、YAML で定義されたステップを用いた DAG フォーマット(plan → ideate-a/b → solve → test → review → repair → verify)を採用し、各エージェントは新規コンテキスト上で動作し、ファイルのみを読み取ります。インストールには GitHub リポジトリのクローン作成、ワークフローディレクトリの作成、
team-solve
例の複製、
task.md
とテストファイルの配置、そして
memdoor workflow run team-solve --wait
の実行が必要です。これは安定したパラメータ、ディスクベースの通信、ノート用のレジャーを使用してコーディングエージェントをテストするための再現可能な基準を設定し、最終検証が失敗した場合のみ終了します。

本文

メムドア・ワークフロー分析:プログラミング問題向けマルチエージェント・ハネス

概要

  • 実装形態: 「メムドア(Memdoor)ワークフロー」として実装された、プログラミング問題解決のためのマルチエージェント・システム。
  • 構成要素: 5 つの役割(プランナー、2 つのアイデアーター、ソルバー、マネージャー)およびリペアワーカーで構成されています。
  • 通信方式:
    • 各コンポーネントは新鮮なコンテキストからスタートします。
    • モデル間の通信はディスク上のファイルを通じてのみ行われます。
    • シェルスクリプトがサンプルを実行し、その成否を判定します(モデルへの依存に留まらず)。
  • 性能実績:
    • GVS5H(Lee, 2026)手法に対応しており、5 つの
      Qwen3.8-27B
      モデルを使用。
    • LiveCodeBench Hard
      で「Fable 5」を凌駕しました。
    • 再現性テスト: 著者のプロンプトと
      Qwen3.8-27B
      を用いた再構築ループにおいて、
      LiveCodeBench Hard
      の最初の 10 問に対し、パス 5 平均でスコア 9.8/10を達成。
      • 著者の元々ハネス(9.6)および Fable 5 単独(8.0)と比較して優れた結果です。

パフォーマンス比較表

ランメムドア・ワークフロー
(著者による 27B ハネス)
Fable 5 単独
パス 110/109
パス 210/1010
パス 310/1010
パス 410/109
パス 59/107
平均値9.89.6(著者のオリジナル)
8.0(Fable 5 単独)*

*注:「著者」の列はリポジトリ内の再評価結果ファイル(

q38_multiagent_pN
,
fable5_single_pN
)を指します。平均値 9.6 は彼らのオリジナル・ハネスを示し、8.0 は Fable 5 単独の結果です。

実験設定と結果

構成

  • モデル:
    Qwen3.8-27B
    (出力トークン数上限 128K)。
  • 環境: 著者によるプロンプトおよびループロジック。
  • データセット:
    LiveCodeBench Hard
    リストの最初の 10 問。
  • 採点: 公開テストケースと非公開テストケースのすべてに対して、修正されたグラードーを用いて評価。

コストと効率性

  • 総実行数: 50 ラン(10 問 × 各 5 パス)。
    • ※著者の 100 ランではありません。
  • 期間: コンテストは 2025 年 3 月 29 日から 4 月 6 日まで実施。
    • モデルが訓練中にデータを学習した可能性があり、汚染を完全に排除することはできません。
  • コスト内訳:
    • スタンダードな実行(出力トークン数 1,530 万):$35.79。
    • クロックにより中断された 16 回の試行を含む全費用:合計 $38.77。
    • ランタイム: 中央値 40 分;最長 4 時間。
    • ラン平均単価:$0.39。
  • インフラ:
    OpenRouter
    (ローカルマシンではありません)。
    Modal
    はその精度を公開していません。
  • プロバイダー負荷:
    • 発注した FP8 ホスト(Modal、CoreWeave、Parasail、Wafer)における呼び出し配分は以下の通りです:
      • Modal: 203 回
      • Wafer: 115 回
      • CoreWeave: 27 回
    • 実行中の中間ステップのすべてが保存されました(
      log/host-switch.txt
      を参照)。

再現性

  • データ整合性:
    • ランスクリプト内のローカルパスでは
      <scratch>
      および
      $HOME
      に読み取りアクセスがあるのみで、他の変更はありませんでした。
  • バイト単位の比較:
    • 設定は著者側と完全に同一です。
    • lib/test_parity.py
      はスクリプト化されたモデルに対して著者の
      multiagent_solve
      を実行し、4 つのケースについてリクエストを比較します。
    • パラメータ:温度(プランニング 0.3、アイディア生成 0.4、マネージャー/ワーカー 0.2)、top_p 0.95、top_k 20、最大 10 ラウンド。
  • スコアリングロジック: ループは公開サンプルのみを見ており、スコアは非公開テストから派生します。
  • Fable 5 比較: Fable 5 の列は著者のファイルからの各問題に対する単一呼び出しを表し、このハネス内で実行されませんでした。

エラー分析:失点箇所

パス 4 およびパス 5 において、著者のループにおける 2 つの特定の問題が特定されました:

  1. パス 5,
    abc399_e
    (非公開テストケース中 32/44)
    • ラウンド 1 で正しいプログラムが生成されました。
    • しかしマネージャーは期待値の誤った反例を発明しました。
    • チームはコードを書き換えてサンプル通过了しましたが、特定のケースを網羅するに至りませんでした。
  2. パス 4,
    arc196_c
    および
    arc196_d
    • 非公開テストケースをすべて通過したプログラムが、マネージャーが「完了」と言わなかったため、後のラウンドによって上書きされました。
    • 正しいプログラムはループ終了前に回復できました(
      arc196_d
      でラウンド 8、
      arc196_c
      で最終呼び出し)。
    • コスト:$3.44(
      arc196_d
      )および $4.24(
      arc196_c
      )が発生し、これら 2 ランは最も高価な実行でした。

修正可能性

両方の問題はコア手法を変更せずにも解決可能です:

  • マネージャーの反例を小規模入力に対するブルートフォース検証と比較する。
  • サンプルを通過した最後のプログラムを維持する。

注: 上記の数値にはこれら 2 つの問題は含まれていません。

インストールと使用方法

ワークフローを実行するには以下の手順に従います:

# インストール
curl -fsSL https://memdoor.ai/install.sh | bash

# モデル接続(オプション: anthropic, openai, gemini, chatgpt など)
memdoor connect openrouter

# ソース取得
git clone --depth 1 https://github.com/guregodevo/memdoor

# ワークフローディレクトリ準備
mkdir -p ~/.memdoor/workflows
cp -r memdoor/examples/workflows/team-solve ~/.memdoor/workflows/   # ライブラリ:どのプロジェクトでも使用可能

# タスク定義とテストセット作成
mkdir my-problem && cd my-problem
cp -r ../memdoor/examples/workflows/team-solve/sample/* .          # task.md + tests/1.in … 5.out

# ワークフロー実行(完了待機)
memdoor workflow run team-solve --wait   # ステータスは stderr に、すべてのサンプルが通過すると exit 0

ワークフローの動作原理

  • メムドア TUI 内の
    /workflow
    は同じ実行をライブで描画します。
  • カスタム問題の場合、
    task.md
    を置き換え、隣接にペアされたテストファイル(
    tests/N.in
    ,
    tests/N.out
    )を配置します。
  • 解決スクリプトは
    solution.py
    で、stdin から読み取り、
    diff
    と比較されます。

要件

  • Python 3 および bash。
  • ファイファイルを 1 つのリポジトリ内に保持するには、フォルダを
    .memdoor/workflows/
    にコピーします。
  • プロジェクト内のコピーが優先されます。
  • モデルは
    /model
    をピン留めされたものに基づいて応答します(例:Janis、Ollama、または llama-server 用の
    memdoor connect local
    )。

アーキテクチャ図

graph TD
    Plan -->|Plan| Ideate_A
    Plan -->|Plan| Ideate_B
    
    Ideate_A -->|Proposal A| Solve
    Ideate_B -->|Proposal B| Solve
    
    Solve -->|Decision| Test
    Test -->|Result| Review
    Review -->|Feedback| Repair
    Repair -->|Fix or Done| Verify

ステップ定義(DAG)

ステップ種類読み取り書き込み
Planエージェント
task.md
plan.md
,
notes.md
リダジャー(各アイディアーター 1 つのアンカー)
Ideate-A/Bエージェント / 並列
task.md
,
plan.md
,
notes.md
自らのアンカーへの提案:A(最も直接的な証明可能なアルゴリズム)、B(異なる技術家族)
Solveエージェント両方の提案
notes.md
,
solution.py
に決定を記録
Testコマンド
tests/
test-output.log
,
test-status.txt
(実行に失敗することはなく)
Reviewエージェントキャプチャーされたテスト出力(モデルの主張ではない)
review.md
, 修復指示を
notes.md
に記録
Repairエージェントマネージャーの指示修正された
solution.py
、またはサンプルが通過すれば何もしない
Verifyコマンド
tests/
final-test-output.log
; 非ゼロの退出コードは実行を失敗と判定

実装メモ

  • 各ステップは
    steps/
    内の YAML ファイル 1 つに相当します。
  • 基盤エンジンには mario が使用され、DAG は
    requires:
    で定義されます。
  • 役割の変更はプロンプトの変更を意味します。

サンプルにおける発見

タスク:文字列中の等しい回数を有する部分文字列を数える

  • 要件:
    {a, b, c}
    の文字列中の、各文字が等しい回数を有する部分文字列を数える(文字数は最大 200,000)。
  • 環境: OpenRouter を介したデフォルト・ラダー。
  • 結果: 8/8 ステップ完了、5/5 サンプル通過。
  • 手法:
    • ソルバーはアイディアーター A の「プレフィックス状態法」を使用(辞書による
      (a-b, a-c)
      ペアでの $O(N)$)。
    • 300 つのランダム文字列に対するブルートフォースでは不一致は見つからず、$N=200,000$ での実行時間は 0.04s。
    • マネージャー:修復すべき点は何も見つからなかった。

インシデント報告

  • 1 つのプロバイダーが回答中にストリーミングを切断しました。
  • コーディング担当者は
    max_retries: 0
    を設定しており、これがランの失敗原因となりました。
  • エージェントステップは現在
    max_retries: 1
    を持ち、
    --partition
    で再開可能(プランナーおよび他のアイディアーターの作業を保持)。

プロンプトの進化

当初、プロンプトはサンプル手法に名前をつけていました(例:

A: streaming prefix-state count
,
B: sorting prefix states
),これは他の問題で誤った誘導を引き起こす可能性があります。これらは 2026-10-28 に以下のように更新されました:

  • A: 最も直接的な証明可能なアルゴリズム
  • B: 異なる技術家族から選んだ 1 つ

ゲートウェイの修正

最初の試みでは、エージェント查找がローカル専用だったため、すべてのステップで「agent named coder」というエラーにより 0s で失敗しました。これは同日のゲートウェイで修復されました(v1.692.0)。

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