
2026/09/22 7:33
データ保護委員会が位置情報の処理問題に対し、Google に4,030 万ユーロの制裁金科する
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要約▶
日本語翻訳:
EU 欧州データ保護委員(DPC)は、GDPR ルールの遵守違反によりユーザの位置情報データを処理したことに伴い、Google アイルランドに巨額の 4030 ユーロの制裁金科しました。2020 年 2 月に開始された自主発議による調査および BEUC などの団体からの苦情に基づき、調査官らは 2018 年 5 月 25 日から 2020 年 2 月 4 日の間に発生した違反行為を特定しました。DPC は、Google が「Web & App Activity」と「Location History」の処理を法的かつ公正に行っておらず、また「Location Accuracy」に関する透明性および説明責任の義務も履行しなかったと結論付けました。コミッショナーズ Dr Des Hogan 氏、Mr Dale Sunderland 氏、Ms Niamh Sweeney 氏、副コミッショナー Graham Doyle 氏は、これらの無許可なデータ保持 practices がユーザが個人情報を制御する権利を損なう損失を増大させたことを指摘しました。したがって、Google は 2 つの特定の機能におけるデータの保持を停止し、6 ヶ月以内にすべての処理をコンプライアンスに合わせるよう命令されました。DPC は適時、本件の最終決定を発表する予定です。
本文
データ保護委員会(DPC)、グーグルに対する違反認定と 4.3 億ユーロの制裁金
データ保護委員会(DPC)は、グーグルアイルランド有限会社(以下「グーグル」)に関する最終的な調査決定を発表しました。本件は、2020 年 2 月に開始された自主発動調査であり、欧州消費者権益団体(BEUC 含む)からの苦情を受けて位置データの処理が問題視されたことに起因します。
調査の範囲
GDPR の施行日である 2018 年 5 月 25 日から 2020 年 2 月 4 日までの期間について、グーグルの以下の 3 つの機能における位置データの処理が調査されました。
- Web & App Activity(ウェブおよびアプリの活動記録)
- Location History(位置履歴)
- Location Accuracy(位置精度)
認定された GDPR 違反事項
DPC の委員会による本決定では、グーグルが以下の 4 つの点で GDPR に違反したことが認定されました。
- 法的根拠と公平性の欠如 Web & App Activity および Location History における位置データの処理について、適切な法的根拠および公平性がなかったこと。
- 説明責任義務の不履行 位置精度に関する個人データの処理において、法令に基づく処理、公平性、透明性を立証できず、GDPR 下の説明責任義務を怠ったこと。
- 透明性に関する義務違反 上記 3 つの機能すべてにおいて、情報の提供や開示に関わる透明性の義務を履行しなかったこと。
- データの保持期間が過長 Web & App Activity および Location History において、位置データを必要以上に長い期間保持していたこと。
制裁措置と命令
これを受け、DPC は以下の措置をとりました。
- 行政制裁金(罰金)の課徴 合計4 億 3,000 万ユーロ相当の罰金をグーグルに科すことを決定。
- 是正命令 グーグルに対し、処理活動の是正を6 ヶ月以内に行うよう命令を下しました。
副委員長グラハム・ドイル氏のコメント
副委員長であるグラハム・ドイル氏は、以下の通り語りました。
- 位置データの性質 位置データは個人を追跡可能な情報であり、単独で個人の位置を特定可能です。それは利便性を高めますが、多くの個人情報(特に私的な性質を持つもの)も含まれるため、害を与える可能性も有します。
- GDPR の原則 GDPR は欧州経済領域全体で高い水準の個人データ保護を求め、処理は法的根拠に基づいた公平かつ透明な方法で行うことを要求しています。
- グーグルの失敗がもたらす影響 グーグルの違反により、ユーザーは自身の位置情報が広告表示や関心の推測に利用されていることに気づいていない(unaware)可能性があります。これにより個人データの管理から失われることになります。
- データ保持期間の問題 ユーザーの位置データを不必要に長い期間保持することは、この管理喪失を悪化させる要因となります。
DPC は、同様の監督当局である各国のピア機関との協力に対し感謝を表し、決定書全文は適時発表する予定です。
背景:調査対象となる機能について
Web & App Activity
- グーグルアカウント保有者に限定して利用可能な設定機能です。
- 有効化すると、グーグルサービス(ウェブサイト・アプリ含む)での活動情報を処理します。
- 処理される情報には、閲覧履歴、検索履歴、そして位置データが含まれます。
Location History
- 互換性のあるモバイルデバイスを持つ間、ユーザーの位置を追跡する Google サービスです。
- ユーザーによる**オプトイン(同意)**が必要となります。
- 機能内容:
- 場所への訪問、活動、移動経路を推測・記録します。
- 「タイムライン」という機能を通じて Google マップ上でプライベートな地図を表示し、ユーザー自身が移動履歴を確認できます。
- グーグルサービスを利用していない場合でも、サインインしたデバイスの移動経路を保存します。
Location Accuracy
- Android オペレーティングシステムに組み込まれた機能です。
- GPS ユニットのみを用いるよりも、デバイス自身の位置判定精度を高める役割があります。
- 対象者: グーグルアカウントの有無に関わらず、すべての Android ユーザーが利用可能です。