
2026/08/16 21:16
カシオ電卓での真正テネットBBS
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要約▶
Japanese Translation:
著者は、古式化したカシオ電卓上で動作可能なBulletin Board Service (BBS) を構築し、2 台のデバイス(購入した VX-4 と復元した Z-1GR 電卓)を接続して、陳腐化したハードウェアを全球アマチュア無線接続のためのツールへと変え、VX-4 をメインホストとして置き換えることなく中央メッセージアーカイブおよびブリッジとして Raspberry Pi Zero W を利用している。セキュリティは招待制のネットワークトンネルを提供する Tailscale 経由で管理されており、公開アクセスへの移行前にさらに強化作業が行われている。Z-1GR の復元には DC 電源の供給と LCD ポラライズフィルムの取り付けによる疑似的なポラライザー疲労の修正が含まれていた。BBS は BASIC で動作し、8KB〜64KB の RAM を使用し、最大 9600 baud(現在信頼性を確保するために 4800 baud に制限)で 1 つの同時接続のみをサポートする。機能にはウェルカムバナー、アマチュア無線コールサインログ記録、60 文字のメッセージ制限、Adafruit OLED HAT ステータス表示が含まれる。クライアントは Linux 版 Minicom または Android 版 Termux/TERMinator を使用してセルラーネットワーク経由で接続可能である。今後の計画には、緊密なメモリ制約下で速度向上を実現するためソフトウェアを BASIC から C へ移行する、機能を追加する可能性のあるプラットフォーム(M5Stack や FX-870P 電卓など)での新規構築の検討を含め、低電力イノベーティブ通信のレガシーを引き継ぐことが含まれる。
本文
カシオ VX-4 で Bulletin Board Service (BBS) をホストする
閲覧所要時間: 11~17 分
はじめに:カシオ VX-4 との出会いと没入
- AI 生成広告の背景:
- カシオ VX-4 という機種への強い魅了から、2026 年 8 月 14 日という未来の日付を设定した偽物の雑誌広告を AI で生成。
- 認識の変化:
- 約 8 ヶ月前には計算機に全く関心を持たなかったが、現在では完全に状況が逆転している。
- 日本から直接高価に輸入し、VX-4 を 2 台所有する。
- このマシーンたちに向けて 4 つのソフトウェアを開発(GitHub で公開済みの他、残りはオープンソース化を目指す)。
- ファンアート作成など、すっかりこの世界にはめり込んだ。
思考転換のきっかけ:BASIC と RS232
- 変化の要因:
- BASIC言語とRS232シリアルポートが、すべてを変えた鍵となった。
- 発見のエピソード:
- 『SOTA Reflector』フォーラムにて、Mark M5TEA 氏によるエミュレーターへの移植記事を閲覧。
- 「計算機が BASIC を実行できるのか」「その限界はどこか」という好奇心からハマり込み、数日間の没頭を経て開発へと至った。
- 初期の体験:
- 定番の「HELLO WORLD」プログラムを実行し、出力を確認。
10 PRINT "HELLO WORLD" 20 GOTO 10 RUNHELLO WORLD HELLO WORLD HELLO WORLD
- 定番の「HELLO WORLD」プログラムを実行し、出力を確認。
プロジェクトの展開:Jamoncito FX と CW キーイング
- 『Jamoncito FX』ロギングソフトウェア:
- アマチュア無線(CW モード)の通信ログを記録するためのソフトウェア。
- LLM を活用し「バイブコーディング」で開発したが、現在もアルファ版として公開されている。
- CW キーイングプログラム:
- BASIC で記述された小さなプログラムを作成。
- 未完了だが、計算機と無線機間の外部ブリッジ回路による実装の可能性を示した。
カシオ VX-4 の入手と強化
- ハードウェアの選定理由:
- ポケットノートや万年筆を持ち歩く習慣から、アイデアを即座に記録・実行したいという欲求からカシオ VX-4を購入。
- 機体の仕様:
- ほぼ新品状態で、マニュアルや書籍、オプションの 32KB RAM アドオンカード付き。
- 標準搭載の 8KB に追加されることで容量増が可能。
- 特に上級者向けに、IC をはんだ付けして 32KB チップに取り換えることで、姉妹機**FX-870P(64KB)**と同等の性能へアップグレード可能。
- ボーナスアイテム:
- すでに組み立て済みの**「2.5mm から USB-C への FTDI RS232 ケーブル」**が同梱されていた。
BBS 構築のためのシステム構成
- 通信リンクの確立:
- VX-4 と外部機器との RS232 データ通信を実現するために技術的祭壇へ足を踏み入れた。
- ブリッジ機種の決定:
- 最大の障壁は「インターネット接続」と「限られた RAM(8KB)」だったが、解決策としてRaspberry Pi Zero Wを選択。
- Pi Zero W の役割:
- VX-4 との接続性を提供(BBS ホスト機能自体は VX-4 が担当)。
- メッセージアーカイブの保管庫(VX-4 への保存に加え、Pi 上の
ファイルにも複製)。.txt
- セキュリティ対策:
- 自宅ネットワークを曝露せず、かつ Telnet 体験を損なわないよう追加レイヤーを追加。
- 現在ではTailscaleとfunnelingを用いた招待者限定のアクセスが可能。
BBS の機能と運用ルール
- 接続プロトコル:
- Telnet ベースの真の計算機用 BBS を構築。
- 呼び出し時にコールサイン入力(アマチュア無線向け)を促し、QSO ログの確認が可能に。
- 表示装置:
- Adafruit OLED HAT を活用し、VX-4 の LCD に負荷をかけずにステータス表示(通話中など)を行う。
- 利用制限と理由:
- メッセージ長: 60 文字に制限(スパムや冗談防止のため)。
- 接続数: 1 接続のみ許可(処理能力の限界とシリアル I/O レート 4800 baud の低速性のため)。
- バウレート: 9600 baud に増加も可能だが、同時多ユーザー対応は困難。
- 利用方法:
- Minicom(Linux)や Termux/TERMinator(Android)等の Telnet クライアントを使用。
技術的デモと今後の展望
- 実演概要:
- モバイルネットワーク(5G)経由での接続、ログイン、メッセージの読み書き、アバウトページ表示、切断など、すべてのフローを実証済み。
- コンセプト検証として動作することを確認。
- 姉妹機 FX-870P vs VX-4:
- RAM が 8KB という制限は思ったより苦にならず、VX-4 で非常に快適に動作。
- 将来的には C 言語への移行や、さらに多くの機能の追加を検討中。
- 今後の計画:
- GitHub リポジトリでの一般公開に向けた最終調整(アバウトページ・ウェルカムバナーの修正など)。
- 引き続き古式計算機の現代的可能性を探求し、実験と記録を継続。
結論:各自で楽しんでください。